木が好きな方には本物を
天然乾燥の材を使う理由
今回紹介する家は、お客様が弊社のホームページを見て「一度内藤さんが施工した物件を見たい」ということでお問合せをいただき、契約そして上棟をさせていただきました。
私はいつも言っていることですが「木の好きな方に本物の木の家を」がモットーであり、年月が過ぎれば(経年劣化ではなく)経年美化していく木の家の素晴らしさを、そして居心地の良さをお客様に楽しんでいただきたいのです。私はそれが自分のことのように嬉しいのです。
私は材木屋の三代目として生を受け、いろんなことに挑戦してきましたが、やはり家は「木の家」が一番だと思います。それは本当の意味での「木の家」です。
私がやるべきことは「木の家に住みたいけれどちょっと高い…」そんな思いをされている方を真正面から受け止めることだと考えています。
家は一生で一番高い買いものです。このお客様も5年近くいろんな展示場に行ったり、現場見学会、完成見学会などたくさんの家を見てきたと言っていました。でもなかなか納得できる家に出会えなかった…、そんなときにインターネットで弊社のホームページを探し出したと言うのです。
私の会社には営業マンがいません。展示場もありませんし広告もしません。そんな小さな会社です。でも家づくりには誰にも負けたくないのです。自分の足で日本全国の木の産地に行き、自分の目で確認してきました。どんなところにどんな木を…、この家の土台には腐り・白アリに強い石川県の能登ヒバを使用しています。柱は杉の赤味、構造材には日本三大美林の天竜杉を使用しています。しかも天然乾燥の材を使用しています。
なぜ天然乾燥なのか?私は木の家には天然乾燥材がベストだと思っています。しかも野地材は本来ベニヤを使用するのが一般的ですが、屋根からの輻射熱を遮断するための工夫をしています。
簡単に説明しますね。
垂木は120×120を使用、化粧野地には天然乾燥させた厚み30mm巾240mmの杉板を使用しています。そしてオリジナル製品のスピンルーフィングをふき、その上に30mmの断熱材を入れ空気層を設けて野地垂木を施工し、最後の野地板にも杉板を使用しています。これで屋根からの輻射熱をカットすることができます。どこにもないスピンルーフィングの遮熱効果は素晴らしいものです。
木は割れます。どんなに天然乾燥した杉であっても…
でも、木の色、木の艶、木の香り、住んだときにほのかに感じるフィトンチッドで心地良く、そして深い眠りにつくことができるのが「本物の木の家」です。
もちろん床は樅の木です。内藤材木店で建てていただいたお客様は、木をどんどん好きになっていきます。そして「木の家で良かった」と皆さん口を揃えて言ってくれます。本当にうれしいことです。感謝のひとことです。
「本物の木の家」に興味のある方はいつでも言ってくださいね。
一期一会の縁を大切に。